2〜3週間、ネット見ながらつらつら悩んでる。
猫が爪を研ぐ椅子から、ついにスポンジが飛び出してきた。
ネットで事前に学んだこと
ランバーサポートとは、ランバーをサポートするパーツのこと。
ランバー (lumbar)
芯材 (木材。材木。建材。)
腰椎(人体の芯)
腰痛ありの人に人気の機能
ランバーサポートはあと付けできない。
価格は高等の一途
価格は、昔は最安スペックが6万弱くらいだったみたい。
今は、中古で送料込み6万弱(高さ調整可能アームの場合)、フルスペックは15万弱くらい。
機能のバリエーションも増えているので、そのまま比較はできないが、買うなら安いときに買いたかった。
キャスターの種類
BBキャスター(カーペット用)がデフォ、C7キャスターにアップグレードするとより動きがなめらか(カーペット、フローリング他、硬い床、コンクリ床もいけるようだ)
純正C7より安いサードパーティのキャスターが売ってて、付替えは抜き差しするだけなのでかんたん。
アームレストのバリエーション
- アームレストなし
- アジャスタブルアーム/ハイアジャスタブルアーム(高さのみ調整)
表記方法が2種類あるみたい
- フルアジャスタブルアーム(高さ、前後、幅、内外調整)
ガシャガシャ動いておもちゃみたい
前傾チルトってどうよ、の、話
そもそも、前傾は体に良くない。
体の芯が真っ直ぐなのが、重い頭を支えるには最適で、もしくは頭を支えながらの後傾が良い。
しかし、そこをあえて前傾するならば、座面も斜めに下げて、背もたれも前傾に、肘掛けも前傾にしましょうかねという機能。
パソコン作業は後傾で可能だが、書き物作業や読書などは姿勢がデスク天板に向かうため前傾。
ノートパソコン利用者や、画面を食い入るように覗き込んで見る人(視力と画面の距離があってないらしい)は、パソコン作業でも前傾になりがち。
「前傾したときも背もたれが背中についてきて支える」というんだけど、その説明、まったく腹に落ちない。
後ろから背中にくっついてきて、どうやって支えるんだ?
そもそも公式の説明にはそんなこと書いてねーな。誰が言ったの?
(ネットはアフィリエイト他のコピペの嵐なので元祖が不明)
前傾は5度。
自分は机に肘をついたり、肘から先を机上に乗せて腕を支えて、その腕で肩を支えるような前傾姿勢になったりするので、5度を超えて前傾する。背もたれはついてこない。完全に離れる。
スタッフのお兄さん、「そこまでの前傾姿勢だと、椅子だけでサポートするのは無理です。座面もだいぶ斜めになりますし」とのこと。そりゃそうだ。
「深く腰掛け、背もたれから背中を離さない姿勢で座ってください」とのことです。
スタッフさんの話を聞いても、なにがどう「前傾をサポート」するのかよくわからなかったが、「健康面を考えたら前のめりは良くない、あえて前傾するなら5度までだよ」というハーマンミラーからのメッセージと受け止めました。
しばらく5度の前傾で試座してみてたけど、中途半端な前傾で、頭を支えるものがないので首が疲れた(普段は頬杖や肘付きで支えているが、5度傾斜程度では肘付きで頭を支える姿勢が取れない)。
股関節やお腹の圧迫を和らげる効果はありそうだ。
アームレストが座面と一緒に斜めに下がるので、机と水平にならなくなるのが気になった。
みんな、前傾チルト大絶賛してるけど、どういう使い方してるんだ?
実際に使ってるとこの写真や動画、少ないんよね。
セイルチェアのランバーサポート 要る要らないの話
いるいらないがネットで議論になっているが、イマイチ納得の行く説明がない。
購入してからの後付けができないため、判断するために試座。
3Dインテリジェントバック(独特の湾曲のある、姿勢の動きについてくるしなやかな背もたれ)に付属するポスチャーフィット(posture:姿勢。仙骨にフィットして支える形状)は、基本的にはランバーサポート不要とされている。セイルチェアとアーロンチェアの大きな違いの一つだ。
それなのに、「ランバーサポートつきセイルチェア」が存在するのはなんでだ?!
わたしは、「そもそもセイルチェアはランバーサポート要らん形状やけど、日本の腰痛持ちが『ランバーサポートとやらが腰痛に良いらしいのでほしい』とこぞっていうので、いらんけど金になるし付けといたろ」みたいな話かと思っていた
店員さんいわく:
メーカー国のもともとの仕様にはあったか、日本進出時の日本展開商品にはなく、最近日本にも導入された。
セイルチェアはデフォルトの背もたれでも耐荷重159キロだし、独特の湾曲のあるサスペンションシステムが腰をサポートするのでランバーサポート不要なんだが、欧米人には日本人には殆ど見られないような巨デブ(意訳)がおり、デフォルトの背もたれでは支えきれないほどの圧を支えるためにランバーサポートがある。
日本市場でも、より多くの体型の方に座っていただけるようにと、日本でも展開されることになった。
という説明が腹落ちした。
実際に座ってみて、一般的な体重で背もたれに寄りかかってもランバーサポートの圧は感じられないし(つまり、ランバーサポートついてても腰を支えてくれてないってこと)、人によってはかえって痛みを感じたりするらしいので、標準的な身長体重比率の日本人であればランバーサポートは不要。
試座して購入する人の殆どが、費用対効果やデザイン性を踏まえてランバーサポートなしを選択するとのことである。
スタッフさんによって、セイルチェアのランバーサポートの機能についてうまく説明ができる人とできない人がいるようで、本社からもあまりちゃんと説明されてないのだろうなと思った。
アームのバリエーション選択。フルアジャスタブルアームが最強か、の、話
選ぶならフルアジャスタブルアームだな。
日本展開が始まった頃のアームは高さ調整しかできなかったそうである。
高さ調整だけのアームは、欧米人に比べて小柄な日本人、細身の女性には向かない。幅が広いので、作業するときに肘が置けない。
細身の人だと、フルアジャスタブルアームでMAX内側にしても、腕全体を乗せたいのに肘しか置けないわ。
ヘッドレストは要るのか、の、話
他のメーカーのヘッドレスト付きを試座したけど、あれは、基本的に後傾でしか作業しない人や、プロゲーマーさんなどくつろぎタイムも含めて椅子の上で生活してる人向けかなと。
自分はストレートネックなのもあり、ヘッドレストは圧迫感があり邪魔でした。
圧迫感を感じない、いいあんばいのとこに当たるヘッドレスト付きを探すのもジプシーで大変そうだし、椅子の上で生活する予定もないので、検討から外しました。
セイルチェアでもリクライニングを後傾気味にロックすることはでき、前傾にしろ後傾にしろずっと同一姿勢は体に良くなく、ヘッドレスト付きは上半身の可動域を固定するためストレッチなどを妨げる。
納期はどうよ、の、話
スペックが同じであれば、シートカバーや背もたれのカラー・ファブリックを変更しても売価は変わらんのだそうです。
しかしながら、こだわりの私だけの椅子♪ を作ろうとすると、納期が最大20週。
めんどくさい…。
ここまでお勉強して、まだ買ってません。
ネットで買える即納タイプのデザインに、すぐ欲しいカラバリがないんよな。
カスタムすると届くの冬になりそうだし、うーむ。
前傾チルトいらん、中途半端なアームレストも要らん、ということならこれか。
床面保護のために床にシートを敷いているような場合はBBキャスターでも稼働なめらかとのこと。
アプホルスターモデル
アプホルスター(アップホルスター)とは、スプリングや詰め物のあるもの。その上からカバーをしたもの。